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情を思春期に

それは多分きっと・・・、ずっ玻璃屋とパパに愛されなかったことがトラウマになっていたからで、父親みたいなオトコの人の愛情を思春期になってからもずっと求め続けていたからだと思う。 実際にあたしの初恋は、中学校の担任の先生だったし、それ以外でも好きになった人たちは、友だちのお父さんだったり、たまたま偶然知り合ったサラリーマンのおじさんみたいな人たちばかりだった。 高校を卒業すると、あたしは以前から関心のあった介護の仕事がやりたくて、そういったことの勉強が出来る福祉の専門学校に進学したの。 ああ、でもそれもまわりに素敵なおじいちゃんがいるのが楽しみってのもあったかな?あたしの老け専は、どんどん悪化してたみたいで、そのうちに70歳ぐらいのおじいちゃんのことも恋愛の対象になってきちゃったりしてたもんだから・・・。 まあそれはいいとして、それから専門に通ってた頃には、もっといろんなおじさんと知り合いたいってのもあって、キャバクラで働いたりもしたんだけど・・・、そう、あたしのバージンを捧げたのは、その時のお客さんだった60歳ぐらいのちょっと有名な会社の社長さんだったの。その人のことは、ちょっと好きだったからしばらくは愛人で、よく素敵なお店とかに連れて行ってもらったな。 でもキャバクラはね、他のオンナの娘たちの嫉妬の目が怖くて耐えられなくて辞めたの。 あたしダメなのよ、ああいうオ天台玻璃屋ンナの世界って。いつも怖い先輩に目をつけられて攻撃されるみたい。部活の時は、そうじゃなかったんだけどね。 それからあたし、好きなオトコを捕まえるのには水商売なんかで獲物を待つんじゃなくて、自分からアプローチした方がいいかも?なんて思い出して、素敵なおじさんがいそうなお店にひとりで通ったりなんかして、酔っぱらって帰ろうとするところを逆ナンしてホテルに連れ込んだり、なんてたまにしてたんだ」 す、凄いね・・・。な、なんかちょっと羨ましいって言うか」 と、わたしはさっきから開いた口がふさがらない。 そう?でもね、やっぱりなかなか本当に好きになれる人ってのには出会えなくて・・・、それで、まあ・・・そんな時にナオキに出会ったのよ」 いいんだよ、俺のことは。 それより、オマエ・・・、そう言えば、あの指輪はどうした? ミクさんに渡したのか?」 ああ? まあね・・・、まあ君らの段取りを無駄にしちゃあ悪いと思って」 それで?」 とナカバヤシは自分のグラスに泡盛を注ぎつつ、どうもその後が気になるらしい。 それでって?」 だから、復活するのかよ? オマエも上のおふたりさんみたいに」 さあ、どうかなあ?」 さあって、指輪SmarTone 上網 渡しておいてさあもねえだろう?」 あれはさあ、なんかお互いの思い出の証って言うか? これからもきっと・・・ずっと続く友情の証としての指輪? そんな感じかなあ」
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