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話し掛けている

もうその人のことなんかいい加減忘れたら?」
ってまたミユキ、オマエ。
テメエはわかり易過ぎだろうが・・・、なんてわたしはまた自分の天敵の姑息な発言に心乱しかけ、思わず顔が歪みそうになるところを、ああ、まずいまずい〜と反省し、テルヤマの方へと視線を戻す・・・と、あれ?
と彼もどうやらあちら側の会話に何か興味を示している模様。
そこでわたしはテルヤマに、
あの人ホンジョウさん、ほらフィオレンテで一緒にいた」
と言うとテルヤマも
ああ、あの時の」
としっかりそれは憶えている様子。
そう、彼の彼女っていうか・・・、まあその手前みたいな感じだったヒカルさんって彼のカウンセラーだったオンナの人がいてね。
その彼女・・・、実はちょっと前に」
えっ?」
と言った時のテルヤマの表情にわたしは何かひっかかるものを感じ・・・、そう言えばあの日軽井沢でこのオトコを見かけたんだっけ・・・、なんていきなりその瞬間そのことを思い出し、
テルヤマさん?
そのヒカルさんのことなんだけど・・・、まさか知り合いってわけじゃあ?」
と唐突にそう尋ねるわたしに、
えっ?

ぼ、ぼくが?
そ、それは・・・、な、なんでまた?」
と言って彼は微妙にわたしから視線を外しつつそうリアクションする。
そしてその瞬間、わたしはテルヤマがヒカルさんの失踪にやはりなんらかの形で関係を持っている・・・、そう直感的に確信するのだった。この、彼女・・・、なんかちょっと酔っちゃってるみたいで。
さっき入り口で会ったんだけど」
とテルヤマがトオルに向かって話し掛けている?
えっ?

う、嘘?と、トオルとテルヤマが?な、なんで知り合い?
ああ、すいません、テルヤマさん」
と言うトオルに、
じゃあ、彼女・・・、よろしくね」
とトオルに向かってテルヤマはそう告げると、ミユキの腕をゆっくりとほどき、トオルの腕にバトンを手渡すようにミユキの肩を抱きかかえながら移動させ、すぐにわたしの方に向き直すなりの韓流スター顔負けのビューティフルスマイル。
と、わたしも思わず、ど、どうもみたいな感じの引きつった笑顔で応える。
ね、ねえ。

この人、かっこいい!」
と酔っぱらったミユキがみとれるようにテルヤマを見上げている。
て、て、テメエは、うせやがれ~!

この腐れビッチが~!と心の中で叫びつつ、それはもちろん顔には出さずに、
うそ~?なんでテルヤマさん、トオルのこと?」
とわたしは彼に尋ねる。
ああ。
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